FC2ブログ

作家インタビューNo.1 〜【雲平筆】攀桂堂(はんけいどう)藤野純一さん〜

「風と土の交藝」には、高島に魅せられた45人もの手しごと作家さんが参加しています。

この場所の良さ、ここでの暮らしと“手しごと”を多くの人に見てもらいたい、という想いは共通ですが
一言に手しごとといっても、工芸、古民家再生、農業…などジャンルは様々です。

イベントにお越し頂く前のちょっとした予習…ということで、
いったいどんな作家さんたちが参加しているのかをここでちらりと紹介していきたいと思っています。
皆さんどうぞお楽しみに。。^^

本日ご紹介するのは、「風と土の交藝」初参加の手しごと作家さん、
攀桂堂(はんけいどう)雲平筆の藤野純一さんです。


***


1615年(!)の創業以来、代々唯一伝統製法である巻筆(芯に和紙を巻く製法)を作っておられる攀桂堂(はんけいどう)雲平筆。藤野純一さんはその16代目の若き後継者です。
大学卒業後、筆の産地である広島県安芸郡熊野町で3年間筆作りの修業をされ、
4年前に地元である安曇川に帰ってきて、今は15代目のお父様と一緒に
お客さんが喜んで使って頂けるようにとの思いで1本1本丹精込めた筆作りをされています。


雲平筆1_
巻筆製作中の藤野さん


Q1.今、どのような暮らしや創作活動をされていますか?

元々はお店は京都の御所近くに構えて始まりました。
それから13代目の時に東京へ店舗を移しましたが関東大震災の被害を受け、
13代目の奥さんの実家である現在の高島市安曇川町上小川に移り住んでから
ずっとこの地で巻筆を作っています。
それからずっとこの地でやらせて頂いているのは地元高島の方が皆さん温厚で親しみのある方ばかりで
落ち着いたのんびりとした環境で出来るというのもあるかなと思います。


雲平筆3_
攀桂堂の外観



Q2.地元である高島についてもう少しお聞かせください。

地元の魅力は安曇川が流れているなど森林も多く自然豊かで、鮒寿司や地元の美味しいお米を使ったお酒など食も豊かであるとい事。
やはり田舎ならではというか少子高齢化の問題もあり若い人が市外へ出て行かれたりしているのはよくないところかなと思います。



Q3.このイベントは高島の魅力を多くの人に知ってもらい、移住につなげていくことも狙いの一つとしてあります。地元として、外から人が入ってくることについてどんなことを感じていますか?

今回のイベントのような催しや田舎暮らしに憧れて来られて移り住まれるのはいい事だと思います。
ただ、このイベントでは地元の方より外から来られて創作活動されている方の参加が多いのは地元出身の自分としては悲しく思ってしまいます。



Q4.「風と土の交藝」は今回で三回目の開催になりますが、雲平筆さんは今回が初めての参加ですね。「風と土の交藝」に参加しようと思ったきっかけは何でしたか?

参加しようと思ったのは先ほどの回答とも関連しますが、地元の方がもっと参加しないと意義がないというか本当の意味で盛り上がらないんじゃないかなと思ったからです。
やはり自分含め地元出身の方がもっと地元の魅力をこういうイベント通じて伝えないといけないのではないかと思いました。


雲平筆5
今年安曇川の藤樹書院にて行われた「儒式祭典」に参加された時の様子


Q5.藤野さんの思う「風と土の交藝」の魅力を教えてください。

こちらへ移り住んで創作活動されている方はこの地の魅力を生かした作品などを作られているのを見かけますし、それを見た市外から来られた方はより引き寄せられるんではないかなと。
また、自分もそうですが高島市で頑張っている工芸職人の方は若い方がおられるのは魅力かなと思います。
今回は参加されていないですが、例にあげれば近江扇子を作られている鈴木さん、近江和ろうそくを作られている大西さんなど自分の仕事に誇りを持ってやれている方がおられます。



Q6.最後に、お越し頂く皆さんにメッセージをお願いします!

周りは田んぼや川に囲まれた田舎な所ですが自然豊かでとても住みやすい所です。
自分もこの土地が好きでずっとここで仕事をしています。
また、自分の作っている巻筆は日本でいや世界探してもここでしか作っていません。
巻筆の魅力は和紙を巻いているので腰が強く穂先が安定している事です。実際に実演して頂いているのも見ていただけたらと思っています。


雲平筆2
巻筆(籐巻筆)全種9本(別注サイズもオーダー可能)


***

藤野さん、ありがとうございました!
400年の歴史をもつ雲平筆。滋賀県の無形文化財にも指定されています。
代々父から子へ伝承されてきたその技と
誠実なお人柄の若き後継者、藤野純一さんに会いに
ぜひ攀桂堂(はんけいどう)を訪ねてみてくださいね。


攀桂堂(はんけいどう)

HP:http://umpei-fude.jp
FaceBook:http://ja-jp.facebook.com/hankeidou
TEL / 0740-32-0236   FAX/ 0740-32-1921

住所:〒520-1224 滋賀県高島市安曇川町上小川90-6
電車:JR湖西線安曇川駅より県立安曇川文化芸術会館方面へ徒歩15分
お車:名神京都東ICより国道161号線を北へ60km、所要時間・・・1時間
   北陸道木之元ICより国道161号線を南へ35km、所要時間・・・50分
   〈駐車場5台(無料)〉

※風と土の交藝の各展示会場へのご入場には「風のパスポート」が必要になります。
まずは高島市内各地のパスポート販売所にて「風のパスポート」をお買い求めの上、
各展示会場へお越し下さい。

written by KAN
スポンサーサイト

Comment

Comment Form
公開設定

Trackback


→ この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。